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ナルル風物詩・3代目マルシオ編4◇シーラル島の娘

2012年02月20日 22:52

216年

僕が成人してから3年。

成人して間もなくお祖母様が亡くなり母がナルル国王として戴冠し
その翌年に父が19歳の若さでこの世を去り、クリートエルグ長の任を引き継ぎ・・・
王太子として、クリートエルグ長として、母陛下を支えることに奔走していた。

本来なら、僕ぐらいの年頃は女の子を口説いたりデートに行ったりするのだけどそんなこともしなかった。
同年代の女の子たちにも言い寄られてもいたけど断ったりしていた。
・・・忙しかったから。

だから色々なことを忘れていたのかも知れない。
あの娘との約束も・・・。

妹が結婚して、王の寝所は母陛下と僕の二人だけになった
母はいつもと変わらず穏やかに微笑んでいるけど、本当は案じていたに違いない。

「あなたはいつ結婚するの?」と。

そんな頃、今年成人したばかりの女の子がいた。

キッカ・モイセーワ。
シーラル島に住む、大きな瞳と赤い髪が印象的な子だった。
彼女とは、子供の頃よく一緒に遊びに行ったり、誕生会でお互いの家を訪ねたりしていた。
でも僕が成人し王太子になってからは疎遠になっていたと思う。

セピア色の誕生会

お互い大人になり、久しぶりに二人でほとりの公園へ出かけた。
デートに誘ったときに、嬉しそうにOKしてくれたのが嬉しくて・・・。

キッカちゃんは両手いっぱいのロツパンを持ってきてくれた。
なんだか、東公園ですべりっこをしていた頃を思い出すなぁ。

ほとりの公園デート

そして、忙しい公務の合間を縫ってキッカちゃんに会いに行った。
いや、ほぼ毎日会っていたかも知れない。

浜デート

幼馴染みから恋人同士へ・・・。

浜ちぅ

僕が王太子であること。そのことが、彼女の将来を大きく左右してしまうこと。
躊躇いがなかったわけではない。

マルシオの辻デート

でも僕は君に隣に居てほしかったんだ。
ずっと・・・これからも・・・。

教会デート

216年20日 星の日

なぜかエナの子コンテストにエントリーされていた。

エナの子コンテスト

でも正直それどころじゃない^^;。
結果もそこそこにぼくたちアラクト教会へ向かった。

プロポーズ1

プロポーズ2

キッカ「殿下・・・あのときの約束覚えていてくれたんだね」

014-2.jpg

マルシオ「色々あって・・・忘れかけていたんだ。ごめんよ・・・。」

キッカ「ずっと・・待ってたんだよ・・・。殿下が成人して・・・王太子になって、殿下が遠くにいってしまうような気がして・・・。」

マルシオ「僕はどこにも行かないよ。だから心配しないで。」

僕は彼女の小さな体をそっと抱き寄せキスをした。
夜空に広がる星の光だけがぼくたちを見ていた。


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