2012年02月04日 22:25
王配殿下でありクリート・エルグ長であった父を亡くして10日足らず

父の後任としてクリート・エルグ長を任されることになりました。
エルグ長としての初仕事は1年を締めくくる「交還の儀」。
かつての父の立ち位置がまだ馴染まないなぁ・・・。
でも、後任のクリートエルグ長を選んだのは他でもない母陛下。
母のためにもまだ若いから未熟だからと甘えていられない。
父さんの分も頑張ろう。
216年1日

母マルセラ陛下の新年祝賀で今年も新しい年を迎える。
そうだ。クリート・エルグ長だから成人の儀式も出席しないといけないのだった。
今年の成人は学舎の3年生のときに1年生だった子たちか。

1年生だったキッカちゃんやメアリちゃん、ダグラス君たちも卒業して成人か。早いもんだなぁ・・・。

3年生のときに、下級生だった子たちの成人をエルグ長として迎える。
なんだか不思議な気分だ・・・。
僕が成人してから2年間、母上が即位して父上が亡くなって・・・色んなことがありすぎたからなぁ。
妹が同級生のラミレス君とアラクトの辻にいるのを見かけた。

同級生で幼馴染みのふたり。「物静か」な妹と「照れ屋さん」なラミレス君。
大人しいふたりながらも静かに愛を育んでいたんだなぁ・・・と。
が・・・その数日後、兄さんは妹からとんでもないことを聞かされることになったのだが・・・。

父の後任としてクリート・エルグ長を任されることになりました。
エルグ長としての初仕事は1年を締めくくる「交還の儀」。
かつての父の立ち位置がまだ馴染まないなぁ・・・。
でも、後任のクリートエルグ長を選んだのは他でもない母陛下。
母のためにもまだ若いから未熟だからと甘えていられない。
父さんの分も頑張ろう。
216年1日

母マルセラ陛下の新年祝賀で今年も新しい年を迎える。
そうだ。クリート・エルグ長だから成人の儀式も出席しないといけないのだった。
今年の成人は学舎の3年生のときに1年生だった子たちか。

1年生だったキッカちゃんやメアリちゃん、ダグラス君たちも卒業して成人か。早いもんだなぁ・・・。

3年生のときに、下級生だった子たちの成人をエルグ長として迎える。
なんだか不思議な気分だ・・・。
僕が成人してから2年間、母上が即位して父上が亡くなって・・・色んなことがありすぎたからなぁ。
妹が同級生のラミレス君とアラクトの辻にいるのを見かけた。

同級生で幼馴染みのふたり。「物静か」な妹と「照れ屋さん」なラミレス君。
大人しいふたりながらも静かに愛を育んでいたんだなぁ・・・と。
が・・・その数日後、兄さんは妹からとんでもないことを聞かされることになったのだが・・・。
216年2日

今年の聖炉開きが行われ、本格的にクリートの仕事が始まったころ、
儀式の後、そっとクリート・エルグを抜け出していたらしい妹・・・。
やはりラミレス君に会いに行っていたのだった。
そして4日の朝の天使のお知らせ。
「花のアトリウムで結婚式があります」
ほほう・・・4日は王族の挙式の日だから誰だろう?。
従弟のアイザックあたりかな?・・・と思ったら・・・

(;゚ Д゚) …!?
カリナちゃん・・・・もう結婚する・・・の!?。
1日に辻でデート見かけたばかりじゃないか!。
重なっちゃってるけど、巨大ロツを嫁入り道具に母陛下に嫁入りの挨拶をする妹。

「兄さま、ごめんね。昨日ラミレスさんにプロポーズされて・・・さっそく予約入れちゃったの(*ノノ)」
「早っ!!」
こうして妹殿下は幼馴染のラミレス君と結婚。
本当は父上にも妹の花嫁姿を見せてあげたかったなぁ・・・。

でもきっと妹も、成人して間もなく父さんを亡くして寂しかったのだろう。
そんな妹のそばにいてくれたのがラミレス君だったのかも知れない。
妹夫婦の新居はクラウンハイム1になった。

かつてぼくたち一家が住んでいた家だ。
結婚おめでとうカリナちゃん。末永く幸せに。
ラミレス君、妹をよろしくおねがいします。
その頃・・・アトリウムの片隅にひとり佇む赤毛の女の子がひとり・・・。
「はぁ・・・カリナ様の結婚式・・・素敵だったなぁ」
「でも殿下の隣に立つのは誰になるのだろう・・・」
「ううん、でもあれは子供の頃のことだし・・・」

「覚えているはずないよね、殿下・・・」
「あっ、いけない!。帰りにロツ買って帰らなきゃ!。」
足早にヤーノ市場に向かう赤毛の女の子。
彼女の話は次回に・・・。

今年の聖炉開きが行われ、本格的にクリートの仕事が始まったころ、
儀式の後、そっとクリート・エルグを抜け出していたらしい妹・・・。
やはりラミレス君に会いに行っていたのだった。
そして4日の朝の天使のお知らせ。
「花のアトリウムで結婚式があります」
ほほう・・・4日は王族の挙式の日だから誰だろう?。
従弟のアイザックあたりかな?・・・と思ったら・・・

(;゚ Д゚) …!?
カリナちゃん・・・・もう結婚する・・・の!?。
1日に辻でデート見かけたばかりじゃないか!。
重なっちゃってるけど、巨大ロツを嫁入り道具に母陛下に嫁入りの挨拶をする妹。



こうして妹殿下は幼馴染のラミレス君と結婚。
本当は父上にも妹の花嫁姿を見せてあげたかったなぁ・・・。

でもきっと妹も、成人して間もなく父さんを亡くして寂しかったのだろう。
そんな妹のそばにいてくれたのがラミレス君だったのかも知れない。
妹夫婦の新居はクラウンハイム1になった。

かつてぼくたち一家が住んでいた家だ。
結婚おめでとうカリナちゃん。末永く幸せに。
ラミレス君、妹をよろしくおねがいします。
その頃・・・アトリウムの片隅にひとり佇む赤毛の女の子がひとり・・・。

「でも殿下の隣に立つのは誰になるのだろう・・・」
「ううん、でもあれは子供の頃のことだし・・・」

「覚えているはずないよね、殿下・・・」

足早にヤーノ市場に向かう赤毛の女の子。
彼女の話は次回に・・・。
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